農家さんと野菜紹介④ 青木農園さん~本当の地産地消を考える~

先日から畑会の感謝企画「多摩地区農家さん野菜セット販売」を行ってます!
http://bit.ly/2rXoRMP
 
今日も畑会でお世話になった農家さんのお話をします。
本日は、多摩市の青木農園の青木幸子さんです。  

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青木農園さんと畑会との関わりは2018年4月。
八王子で主催した農業シンポジウムで登壇してもらいました。

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それをきっかけに
ランニングと収穫体験のコラボ企画「べジラン」
地元野菜のワークショップ「Home Food Party」
に関わっていただきました。
  
青木幸子さんは、もともと農家ではなく農家のお嫁さんとして農業をスタート。
お子様3人を育てながら農業を続けてこられたパワフルな女性。
今でもいろんな現場の研修に行き、学ぶことも忘れてはいません。
  
青木さんの農園はご自宅近くにある畑。
多摩市の住宅街の中に畑があり、近隣の方の配慮(音、虫、臭いなど)されているのが印象的でした。
ただ、近くには蛍がいる保全された森もあり、自然と都会の境界線に青木さんの畑があります。
  
青木農園さんの特徴はいろいろありますが
一番の特徴だと思うのは「農家レストラン

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マンションの一室をレストランにして
朝採れした野菜を青木さんの手料理として提供していただきます。
レストラン自体は不定期で要予約なのですが
青木さんのご自宅で打ち合わせをさせていただいた際に2度ごちそうになりました。
その時の食事が普通のお店の味とは違い、野菜本来の味が活かされていて、そして体にも優しい食事でした。
おいしくてお腹いっぱいに食べたているのに、胃腸への負担がなぜが少なく箸がとまらない(笑) 
  
青木さんは農家としての料理教室も行っており、青木さんの野菜に対しての料理の考え方に、大きな衝撃を受けました。
 
それは
 
「料理のレシピありきではなく、野菜素材そのものから料理を考える」
 
というもの。
 
一般的に献立を考えるときは、クックパッドなどのレシピなどを見て、食べたいものを作ることが多いと思います。
青木さんの料理教室では、まず野菜の素材の特徴、個性などを見ながらどういう料理を作るのかを話し合って決めるとのことです。
そうすることで、畑で丁寧に育てた野菜の良さをしっかり活かした料理ができます。
また、青木さんがおっしゃっていたのは、同じ野菜でも、時期によって違う料理に代わっていくということ。
例えば、大根で若葉ができたとき、根が成ったとき、花が咲いたときなど、それぞれのおいしさがあり料理があり、農業が楽しいとのこと。
こういう考えは愛情をかけて野菜を作っている農家さんだからこそ、生まれる発想であり、喜びなんだなぁと、ひしひし感じます。
  
どうしても私たちはレシピ主体の画一的な料理を作りがちで、ファーストフードやファミレスのようなどこに行っても同じ味の料理を食べがちです。
食べ物は豊富でも、それって本当に豊かといえるのかなって思います。
同じ品種のものでも、季節、作物の状態、地域の土壌により当然、味も食べ方も変わってくるはずです。
そういった野菜の細かな機微に触れ、知ることによって食べるときこそ、本来の地産地消という言葉が輝くのかなと思います。
私は、青木さんのお姿をみて、そう感じました。
  
畑会は、今後も青木さんとの地産地消の料理についてのイベント企画を計画しています。ぜひ、その時には、お話を聞きながら食べに来てくださいね。
また自宅の古民家の改装もされてましたので、もっと素敵な空間の中で食事が食べられるようになると思います^^
  
直接連絡とりたい、料理を食べたいという方は
「青木農園~農家料理~」Facebookhttps://www.facebook.com/aokifarm
へどうぞ。
 
・・さて最後に、今回の野菜セット販売になりますが青木さんからは、紅芯大根と里芋を提供してもらいます!

紅芯大根はその名の通り、中が紅色の鮮やかで美しい大根です。

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飲食店などではよくサラダに使われまし、酢漬けにしてもとても合います。
里芋も年越しやお正月のお料理に使っていただければと思います!   
多摩地区の農家さん野菜セットの申込はこちらから!http://bit.ly/2rXoRMP