不 覚 !! ~熱中症に気を付けましょうw~

畑会の山田です。

土曜日、三鷹市の冨澤ファームにて援農に行ったところ、己の体調管理の甘さにて熱中症にかかる。

 
もともと熱中症になりやすい体質で、サウナでもよくなるw
毎回のパターンで、ある程度キラキラすれば(吐けば)、なんとかなるかなと思ったら体調が改善せず。


結果、病院で点滴をすることに・・

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冨澤さんご家族で、忙しいのに私を介抱し、病院まで長時間付き添っていただきました。
とても優しくしていただき、身に沁みました。


そして、支援のつもり来たのに、助けていただくとは、、恥ずかしい限りです。

トホホ・・ ←死語
とりあえず、今日の昼でほぼ完治しました!
 
日々ある程度、運動もしていますが、ちょっと今回はいろんな条件が悪かったのだと思います。改めて生活全般も含めて鍛えなおそう!
よく見ると、作業中の写真の時点ですでに目がうつろww

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リベンジしにまた畑にお伺いします!
 
みなさま!どんな慣れた人でも、ちょっとおかしいなと思ったら、逐次お休みしながらお仕事などしてくだいませ~

立川市の山川さんの農園へ訪問(後半) BLOF理論って

前回のお話の続きです 

hatakai802.hatenablog.com

 

山川さんの畑では、有機JAS認定の畑でした。

そんな中に、さらに踏み込んで栽培の考え方を教えてもらいました。

それは

BLOF(ブロフ)理論

なるもの。

 

BLOF理論とは、Japan Bio Farmさんという団体が提唱している理論です。

Japan Bio Farm さんHP

http://www.japanbiofarm.com/

 

そしてHPにあったBLOF理論の概要の図です。

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(引用サイト「Japan Bio Farm」:http://www.japanbiofarm.com/report/entry-354.html)

BLOF理論は、3つの分野に分けて考察し、科学的・論理的に営農していく独自の有機栽培技術だそうです。

3つの分野ですが

①がアミノ酸とのことで、発酵をベースとした液肥製造しているそうです。

②がミネラルで、土壌分析をした上で、不足しているミネラル分を肥料として加えていくそうです。

③が土壌改良で微生物を使って畑の団粒構造を作り、病原菌を抑制しているそうです。

 

私が山川さんのトマトを食べて感じたのは

特に②のミネラルなどかもしれないと思います。

今までの慣行農業だと三大栄養素であるチッソ、リン酸、カリウムばかりが重要視されすぎていて、微量栄養素のミネラルにまでなかなか手が行き届かないところです。

結果的に、年々野菜全体の栄養素が戦前に比べ半分から3分の1にまで下がったともいわれます。

このBLOF理論では、そのミネラルの部分をしっかりと数値化し、肥料や液肥などを通して補うような仕組みになっています。

 

私が感じた味の広がりはこれだったのかなと勝手に思っています。

                                                            

さらに山川さんとしては、このBLOF理論を通して

野菜にあるミネラルの量を調整して健康志向、医療向けの野菜を作っていくそうです。f:id:hatakai802:20190806162919j:plain

↑トマトの畑にあったチューブ。ここから、水、ミネラルや発酵した菌などを入れるとのこと

 

例えば、腎不全の方の場合は、身体のカリウム値が高く、カリウム接取を控えなければなりません。

そんな中、カリウム抜きの野菜が作られるようになれば、腎不全の患者さんにとって唯一食べれる野菜となります。

また、サプリメント的な観点からも、錠剤のサプリメントよりもより自然物の状態から食べることもでき、健康増進にもつながるかと思います。

 

日本の高齢社会や健康志向においては、確実にニーズが上がっていく野菜の在り方だと思います。

健康食以上に、医療系の業界からのニーズが増えそうな感じがしました。

 

ということで、山川さんの農園のお話でした^^

現場の話しというより、すこし座学的な話になってしまいましたが・・

 

また定期的に遊びにいく予定です。

たぶん、援農として伺うと思いますので、興味のある方は、ぜひ一緒に行きましょう!

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今後は山川さんの農園では、地域の市民の人達が自ら収穫し楽しめるような環境も作っていくそうです。

そういった点でも何かお手伝いできるかもしれません。

その度に変化していく山川さんの農園が楽しみです^^

立川市の山川さんの農園へ訪問(前半) 有機JAS認定の畑 

先日、立川市の山川敬記(たかのり)さんの畑に訪問してきました。

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山川さんは、畑会のセミナーなどに何度か来ていただいた農家さんです。

今回初めて畑に訪問させていただきました。

山川さんの畑は、立川市にあります。

山川さんのお父さんも農業をやられており、ブロッコリーをメインに栽培されているとのこと。

写真は、山川さんのお父さんの畑。

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現在、収穫が終わっていったん回収した所とのこと。

これから秋に向けて育てていくそうです。

山川さんの畑は、お父さんの畑のとなりにあります。

 

山川さんは、お父さんと違い、少量多品種で野菜を作られています。

山川さんの農業は、東京の農家さんでは比較的珍しい

有機JAS認定を受けた農家さんです。

今年から正式に取得されたとのことです。

 

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このマークですね。

 

 
私としては東京では初めて有機JAS認定の畑に行きました。

 

話がいったん逸れますが・・

有機栽培というと無農薬、有機肥料で育てたものは全て該当すると思っている人がいます。

最近では、だいぶ認識が変わったかもしれませんが、実際に有機といえるものは、有機JAS認定のものだけになっています。

オーガニックというのも、厳密には有機JAS認定のものだけを指します。

20年前ぐらいでしょうか、食品偽装の問題が増えてきたこともあり、商品表示の在り方がだいぶ厳密になってきました。

有機有機肥料、無農薬などの言葉を使う場合は、意味をしっかりと把握して使う必要があります。

  

ちなみに現在、東京の農家さんで作られているような農薬不使用、有機の肥料のみの栽培が多いですが、

これらは「特別栽培農産物」という分類になるそうです。
お米買う時にも特別栽培米とか言いますよね。
ただ、マルシェなんかで「特別栽培です!」と言われてても消費者としては、いまいちピンとしないですよね。

なので、農家が直接販売するときには、改めてどういう言い回しにするのか、
会話でどう伝えるかを考えておいたほうがいいかもしれません。

 

細かい話になると長くなるので、詳しく知りたい方は下記の記事などを参考にしてみてください。

参考:マイナビ農業記事『「オーガニック」と「無農薬野菜」と「有機栽培」の違いは?意味や農法を調べてみた」』

https://agri.mynavi.jp/2017_08_01_1054/

 

逸れましたが、また本題に戻ります^^

 

山川さんの畑では、露地栽培で、いろんな種類の野菜が作っているそうです。

ちょうど訪問した時は、例年になく梅雨が長い年で、3週間ぐらいほぼ太陽が出ていない時でした。

それにも関わらず、結構な野菜が採れていました。

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下の写真は、山川さんのFacebookの写真から拝借しました。

これだけの種類の野菜が畑になっていました。

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また、ミニトマトを8種類ぐらいだったと思いますが、作られており少し食べさせていただきました。

食べてみると、しっかりと中身の詰まっており、しっかりとした深みのある味を感じました。

 

・・うーん、食レポの語彙力がない。。

深みのある味ってもよくわかんないですよね。。

 

んー、なんというか
最近の野菜の傾向として、甘さが強い品種が多く、苦み、酸味などが比較的少なく単純な味が強い気がします。

サラダ向けの品種が増えたのもありますね。

正直、これはこれで美味しくて大好きではあります^^

 

ただ、山川さんの作ったミニトマトの味は、甘さだけではなくいろんな要素の味の感覚があったんですね。

そういった意味で、深みのある味という言葉がでてきました。
  

この野菜を食べて感じた味ですが、たまたまそういう品種だったのか、私の舌が、適当だったのかもしれません。

ですが

その後に山川さんが話してくれたとある理論を聞いて、やっぱりそうかもと思いました。

 

その理論については、長くなるのでまた次回に^^

コラム【東京の野菜がおいしい三つの理由(前編)】

前回の「東京の野菜はまずい?」の続きで

hatakai802.hatenablog.com

今回は、東京の野菜の美味しい理由を話します。

 

私は八王子に住んでいて東京の野菜がおいしいなって感じてました。

これは単に自分が農家さんと関わって愛着があるから、美味しく感じるのかなと思っていましたが、あることがきっかけで、そのことが確信に変わりました。

それは東京都心で行った八王子の野菜を使ったワークショップを行ったときのことです。

3回ほど直接自分が野菜をもっていき料理をしたのですが、3回とも参加者お客さんが、

「こんなに美味しい野菜はどこに売ってるんですか?スーパーにはありません」

のようなことを、みなさん口を揃えて言っていたのです。

それに驚き「東京の野菜って実はおいしいんだ」という認識になりました。

ただ、なぜ美味しいのだろうと、その理由があまり分かりませんでした。

もちろん、作る人や技術、時期、気候、品種などによって全ての野菜が美味しいとは言えませんが、ある一定の共通項があるのではないかと考えていました。

 

そんな中、その答えを畑会で主催したセミナーで知ることとなりました。

 

以前、畑会主催のイベントで

野菜目利きの専門家の方を呼びして、野菜のワークショップを企画しました。

お呼びしたのは、内田悟さんという方です。

この方は築地でレストランや、やさい塾をやっている専門家です。

野菜の目利きでは、かなり有名な方のようで、本も何冊か書かれています。

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(株式会社 築地御厨HPから

 HP:https://www.yasaijyuku.com/takuhai/profile/

 

その方が、おいしい野菜の3つの要素を話していました。

その3つというのが

1、旬

2、品種

3、鮮度

と言われていました。

 

実は、この3要素を東京の野菜が満たしていることが多いのです。

長くなるので、今日は2つだけ話してみますね。

 

1番目の「旬」についてです。

 

内田悟さんが言うには、旬であれば、一般的な慣行栽培であったとしても旬以外の時期のものより、生命力が高く比較的おいしく、栄養素もあると話していました。

 

東京都の畑の特徴のひとつとして

・ビニールハウスではない露地栽培が多いこと。

・農薬不使用や有機栽培(非認定)が多い

ことが挙げられます。

 

露地栽培で農薬不使用だと虫に食べられるリスクが増えます。

しかし、旬の野菜だと生命力が強く虫に食われにくいという傾向にあり(もちろん、肥料過多や土力が弱いと、そうでもないですが)結果として旬の野菜が直売所などに多くなります。

 

個人的にも、野菜は旬のものばかりを買います。

内田さんが言うには

「栄養学では野菜を何種類、何グラム食べればいいといわれるが、私は旬のものだけを選んで食べている。偏っているように見えるが、それが自然の理にかなっていて結果として病気などにならない」(要旨)

と仰っていたことがとても印象的でした。

 

あと、意外に私たちは野菜の本当の旬を分かっていません。

スーパーに行くと、どの季節でも同じような野菜が常においてあることもあり、うとくなっています。

気になる方がいらっしゃれば内田さんの本をおススメします^^                      

 

補足として、旬の野菜のデメリットを挙げるとすると旬のものを作る農家さんが多すぎて大量に出回って価格が暴落することです。

消費者にとっては喜ばしいことですが農家さんにとっては、本当に美味しいものが安い値段で売られてしまうというジレンマがあります。

農家さんから直接買う場合は気持ち高めでも買ってもらえたらなと思います^^

 

  

次に2番目の品種についてです。

これは単純においしい品種かどうかですね。

 

都市農業の特徴の一つとして、少量で多品種の栽培している農家さんが多いです。

 

その理由としては 

・東京の農地面積が小さく大規模にできない

・消費者が地域の人達に直接販売していること

・東京のいろんなニーズや情報に触れていること

などが背景にあります。

 

そのために地方に比べて珍しい野菜を作る傾向にあります。

情報の流れも速く結果の出たいい品種は、来年にはいろんな農家が使い始めるなどの傾向にもあります。

そういったこともあり東京では味のよい品種が厳選されていくようです。

  

品種の話になるとF1種か固定種かなどの議論もあり、どちらがよいわるいは一概には言えません。

F1は美味しくないと言われる人もいますが、大量生産型や形重視のものでなければ美味しいなと思う品種はたくさんあります。

※参考記事 「固定種」と「F1種」の違い

https://ing-hompo.com/modules/post/index.php?content_id=102

  

逆に、江戸東京野菜のような伝統野菜を大事にしている農家も多く伝統野菜独特の深みのある味もありそれぞれの良いところを大事にしながら東京の畑にはいろんな品種が豊富にあります。

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(写真は多摩・八王子江戸東京野菜研究会から)

スーパーでは並ばないものも多いためぜひ、時間に余裕のある時は、地域にある野菜の直売所を訪れてみてください。

常に品種も変化しているため、毎回行く度に新たな発見があるかもしれませんね。

 

ということで東京の野菜がおいしい3つの理由の2つを話しました。

 

次回は3番目の理由を話したいと思います^^

 

続き↓ 

hatakai802.hatenablog.com

 

たくさんのトマトをいただきました^^

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トマトマトマトマトマトマトマトマトマトマト

トマトマトマトマトマトマトマトマトマトマト

 

いろんなパターンを楽しみました^^

 

サラダとして生で食べるのはもちろん

カレーの水の代わりにトマトを入れたトマトカレー

トマトスープやトマトジュース

あとピューレにして、トマト缶ではない

新鮮なミートソースをつくってパスタにしました。

ぜんぶ美味しかったです!

 

写真はうまくとれなかったので

料理の写真はありません。すいません・・

 

トマトはパイロットファームの遠藤さんのトマトでした。

ごちそうさまでした^^

三鷹市の海老沢農園さん 訪問

先日、三鷹市の海老沢一晃さんの農園に行かせていただきました!

 

海老沢さんは、今年の3月3日に行った

農業ビジネスのセミナーや

先日の東京駅前で行ったセミナーに参加していただき

とても積極的に学ばれてる方です。

 

そういったつながりから

今回、海老沢さんの農園にお邪魔することになりました!

 

海老沢さんの農園は、一般的な農園さんとは違うものを作っております。

それは

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お花です!

 

私個人として、花を栽培される農家さんを訪れるのは

初めてのことで、とても興味深く見学させていただきました。

あと、うまく海老沢さんの笑顔を引き出せなかったので

別のサイトから写真をお借りしますw

とても穏やかな人柄がにじみ出ております。

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(引用サイト:「まちなか農家」http://machino.tokyo/place/bihoenebisawa/

 

海老沢さんの農園は、毎年40種類ほどのお花を作られています。

花とタイプとしては

花瓶に挿すような切り花はほとんどつくられておらず

花壇などで植える鉢植えのお花を育てていらっしゃいます。

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花のほとんどはビニールハウスの中や

ガラス張りのハウスの中で

室温調整をしながら作られているようです。

やはりお花は、夏と冬が少ないようですね。

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それ以外にもブルーベリー、柿、栗などの果樹

一般的な野菜も少量ですが作っておられ

少量多品種の生産もされています。

 

農場も梅雨の時期にも関わらず

ほとんど雑草もなくとても

きれいな農園でした。

三鷹市でより都心に近いこともあり

八王子よりもやはり畑の管理は

繊細にしなければならないこともありそうです。

 

販売は主に、同じ三鷹市にある緑化センター

農園の前にある直売所、三鷹の青壮年部の企画などで

販売をされているとのこと、でした。

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帰りにちょっと寄ってみました。

訪問された際には、奥様、お子様もいらっしゃて

お父様も作業をされて、家族で運営されていました。

穏やかな雰囲気の中で、とても癒されました^^

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切り花も菊系のものだけは直売所で売られていました。

お盆ということもあり、菊の花の需要も高いとのこと。

確か、ある花農家が葬儀用の菊の栽培を行っていて

相当収益性が高かったのを思い出しました。

今後、高齢化していく日本社会では

さらにニーズが高まりそうですね。

 

 

話していくなかで、畑会としては

体験イベントなどの企画、お手伝いなどは可能ですとお伝えしました。

正直、一般の農園にはない花というコンテンツは

結構、ニーズがあるなと強く感じます。

女性のニーズが多いだろうと思って

海老沢さんに聞くと、意外と高齢の男性の方も多いとは意外でした。

個人的にもとても興味深く、普通に参加してみたくなります。

 

 

イベントをするには、かなり条件がいい環境かと感じます。

都内に近く、農場もきれい。

雨が降ってもビニールハウスがあるのでイベントは十分可能。

少量多品種の野菜や果物もあるため、お花をメインとしながらも

プラスαで、収穫体験などもでき、単価も上げやすい。

 

さらに、イベントを入り口にして

その後の、お花の定期販売や相談もかねて

パッケージしたサービスを提供する事で

収益性の向上、安定性も見込めるのではと感じました。

 

もちろん、いろんな事情があるかもしれませんので

私の一方的な側面の意見かもしれません。

今後、お声をいただければ、可能な限りサポートさせて

いただこうと思うところでした。

 

海老沢さん、お忙しいところありがとうございました。

またよろしくお願いいたします^^

【コラム】東京の野菜はまずい?

今日は、東京の野菜の誤解について話していきます!

 

みなさんは、東京の野菜はおいしいと感じているでしょうか?

 

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地方から来られる方の中には

「東京の野菜っておいしいイメージがない」

って言われることもあります。

 

何を隠そう、僕も最初はそう思っていました(笑)

僕は福岡の田舎の方の出身で

回りが田んぼだらけの中で、住んでいたこともあり

 

「東京って車の排気ガスが多いし 

水もきれいじゃないし

そんな場所で、できた野菜なんて

あんまり美味しくなさそう」と

と福岡にいるときはそう思ってました。

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今回は、その点について考えてみたいと思います。

 

ただ、まず前提としてお伝えしておくのは

東京のスーパーで売られている野菜の大半は

東京の野菜ではなく地方の野菜です。

なので、これから話す東京の野菜というのは

東京の野菜についての話です。

 

で、東京の野菜なんですが

収穫体験をした人なら分かると思いますが

東京の大半の野菜は

自然が多いところにあり

排気ガスにあまり晒されていません。

都心寄りだと住宅街の中にありますが

住宅街なので、ビルが立ち並ぶ所みたいに

車の往来が多いわけではありません。

 

↓この写真はよくお世話になっている中西ファームさんの畑。

もはや東京に見えない(笑)

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逆に言えば

田舎の方が場所によっては高速道路のそばや

ショッピングモールの多いロードサイドに畑があり

都会だから、田舎だから、の判断は微妙なところです。

もちろん東京にも道交通量の多い畑は、あります。

 

ただ、そもそも論として

排気ガスの農作物に与える被害は

限定的と言われています。

 

例えば茶畑での茶葉の収穫には

排気量の多い収穫機で収穫していますが

その排気ガスによる被害報告はありません。

その理由は

農作物は排気ガスを直接吸収しないからです。

葉には付着しますが、洗えば取れるものです。

農作物は土や根を通して、吸収する構造のため

排気ガスによる影響はないそうです。

 

そして東京都の排ガス規制により

1960代に比べ数十分の一になった数値もあり

排気ガスによる影響は昔に比べ大幅に減っています。

 

では次に水はどうでしょうか。

水も昔は東京の水はまずいと言われ来ましたが

排気ガスなどの大気汚染同様に

技術の向上や規制などにより

東京の水も大幅に向上しました。

検査項目もミネラルウォーターよりも多く

安全性も味も、自然の水と比べ大きな差はありません。

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ただ、もうひとつ気になるのは酸性雨

昔はかなり話題に上っていましたね。

排気ガスの話しともかぶりますが

車の多い東京での酸性雨はひどいのではと思っていました。

 

しかし調べてみると

また酸性雨は都会かどうかよりも

地形や気候、風向きによって変わるため

東京に酸性雨が特段多いわけではありません。

 

以上のような理由から

少なくとも東京の野菜がおいしくないという

根拠はなさそうですね。

自分でも調べてホッとしてます(笑)

 

とはいえ

公害問題があった高度成長期ならば

結果は変わっていたかもしれませんし

東京全体に緑も自然も少ないのも事実で

環境的には、まだまだ課題はあります。

 

鉄腕ダッシュの番組じゃないですが

都会にも生物多様性の環境を少しでも復活させ

技術だけに頼らないように都市農業を願います。

 

とりあえず、今回は以上です!

 

次回のコラムは

【東京の野菜がおいしい三つの理由】

について話したいと思います!

 

東京の農業の魅力を伝えていけたらと思います!^^